3.アパート住人と戯言遣い。



「師匠っあけおめですよ!」
「明けましておめでとう御座います。戯言遣いのおにいちゃん」
「おめでとう、姫ちゃん崩子ちゃん」
「あれあれっ師匠さてはその袋はお年玉ですねっ」
「ん、まあそんなところ。はい。」
「わざわざどうもありがとうございます」
「うわー姫ちゃん嬉しいですー!」
「そりゃ良かった」
「・・・・・・・・・」
「・・・・・・・・・・」
「どうしたの二人とも」
「こんなのお年玉じゃないです・・・」
「しょうがないだろ。ぼくだって金欠なんだよ」
「だからってなんでビー玉ですかっ!ベタすぎますっ!」
「落せばお年玉だろ」
「おにいちゃん・・・今私は初めて殺意と言うものを知りました。」
「ジグザク・・・」
「あれ?」
「姫ちゃーんキーック!」
「姫ちゃん痛いよ」
「私たちの心のほうが痛いです。ねえ姫姉さま」
「そうですっ全く師匠はお買い得心がわかってないですっ」
「そりゃそんなのわかってないけどね・・・」
「姫姉さまそれを言うなら乙女心です」
「似たようなものですよっ」
「それは全然ばっちり壊滅的なほどに否定しておくとして、お宮参りにでもいこうか」
「おにいちゃん誤魔化してませんか」
「何のことかさっぱりわからないな崩子ちゃん。」
「いー兄明けましておめでとうございます」
「あ、萌太君おめでとう」
「良い朝ですね。こんな元旦の朝には僕たち死神も大活躍です」
「へえ何でだい?」
「子供にお年玉をやれない大人は生きる価値がないですよ」
「・・・・・・・・・」
「死神・・・石凪。生きるべきでないものを「わかった。それじゃあ銀行に行ってからお宮参りだ」



(元旦。銀行お寺のデートコース)(但し殺し名2名、曲弦師1名同伴)(何を如何してこんなことに?)