さあ、何処にある。
「はは……そいじゃ、くだんない正義を――貫くとしますよ」
「おかしいことを、言うよね――本当、おっかしい。正義って、何」
「死刑執行。だって私は始末番ですから――正義の為に、死んでください」
「正義の為に殺す? かははっ……傑作だ」
「正義は守らないと。薄野の中の薄野と、本意ながら呼ばれてるしね」
「それって要するに――正義の所為にしてるって、ことだろう」
「正義の責は正義が負う。その他の責は、私が負う」
「昔っから――赤い服着た女と正義の味方の事は信じるなって、教わってるっちゃからね」
「正義の味方ではあるけれど、正義のヒーローになるつもりはないんだよ」
「そう簡単に言わないほうがいいですよ、正義なんて空々しい言葉」
「正義によって壊されたから――だから正義を、守るんです」
「君はたぶん、このまま正義を求めるなら本当に――壊れてしまう、よ?」
「上等だ」
J U S T I C E ,
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