刀語先代設定集 ・真庭蟷螂 真庭の里の元祖天然。いつも無表情で、常に無表情。 不遜な態度だと思われがちだけれど、どういう時にどういう表情を作ればいいのかわからないという極端な感情表現下手なだけ。 ついでに、自分の感情に名前をつけたりするのも苦手。しかし好奇心とは無縁なので、わからなくてもわからないまま放っておいている。 標準語は敬語。媚びたりへつらったり空気読んだりする顔が出来ない彼の唯一の処世術なのだけれど、上手くいってるかと言うと微妙。 短髪、身長は高め。目は切れ長気味。弟子と少し髪型被ってるのは真似させたり真似したりしてるから。最近、弟子の事は溺愛していると気がついた(本人談) 物を知らないので、よく場を混乱させる。基本は不介入且つ放任主義。大抵のことには目を瞑る。というか目を瞑らないことはない。大抵蝶々は彼専属ツッコミと化す。 ・真庭蝶々 拳士で、ツッコミで、例に漏れず苦労人。似非関西弁で話す。お陰で胡散臭いとか何とか、仲間内で散々言われる。純真に無邪気に笑うのが特徴。 そこも逆に胡散臭いらしい。肩までは届かないけれど、さらさらとした髪を持つ。瞳は大きい。身長は蟷螂ほどでもないけれど、高い。 昔、孤児を拾ってきたことがあり、その孤児は事実上彼の息子として扱われている。 人の気持ちの動きに敏感で、多分誰より人を思いやれる男。割合口上手。 お節介を感じさせないお節介(上級者)で、柔和な構えの割に頑固。 基本誰とでも仲がよく、社交性も協調性もある。ただその所為で苦労を被ってる事は自覚している。 ・真庭蜜蜂 偉そうな喋り方の割に、何故か蝶々についで苦労人な男。すぐに腕を組む癖がある。剣士。 天才の名をほしいままにしているけれど、それが血反吐を吐くような努力の結果である事は、頭領皆知っている。 ただ本人は知られていることを知らない。努力は隠すものだと真っ向から信じる、素直じゃない努力人。 酒が好き。そして得意。喰鮫とタメを晴れるぐらい酔わない。よく呑み比べをして、どちらも折れずにぶっ倒れて鴛鴦に助けられる。 本人は認めないがタレ目気味の女顔で、専用のしのび装束を着るとどこぞの金持ちお嬢さんみたくになる。髪は肩口ではねていて、身長は低め。 だから高い奴を見ると腹を刺したくなる(丁度目の前にあるから)似たような理由で、自分より小柄な海亀が割と好き。よく抱きついたり頭を撫でたりしている。 ・真庭鳳凰 歴代初めての、女の真庭鳳凰。忍法の腕もさることながら、その快活さと温厚さを併せ持ったような性格で、里の人気者の人格者。 全てにおいて優れている万能型だけれど、唯一の弱点は病弱で持病持ちというその虚弱体質。決して揺るがない事を自身の第一においており、笑顔は標準装備。 束ねるほど長さもないのだけれど、頭の上の方で小さく髪を束ねている。若干、若白髪がある。 身長は相応に小柄。純粋すぎるぐらい純真だけれど、守るためなら汚れることなど厭わない。 仲間への信用度は笑われるぐらい高い。どんな問題にも柔軟に、臨機応変に対応できるが故の余裕かもしれない。 誰にでも分け隔てなく接し、表でも影でも決して涙は流さない。強さをはっきりと体現している女。 ・真庭白鷺 弟子曰く気取った、男っぽい話し方の女。冷静沈着で泰然自若。歯に衣着せぬ物言いで、他人を真直ぐに正直に評価する。 褒める場合も貶す場合も、照れたり怯んだりは決してしない。だからある意味波風を立てやすい性格なのだが、それでも何とかやっていっている。 恐らく同じ鳥組の、鳳凰と鴛鴦の尽力のお陰だと思われる。なんだかんだいいつつ責任感は強いし、任務も確実にこなす。だから信頼はされている。 足まである、艶やかな白髪をそのまま流している。身長も高いので長さはかなりのもの。 人をからかったりするのが好き。主にその標的になるのは弟子と、何故か蜜蜂。反応がかなり可愛いらしい。 自他共に認める親馬鹿で、弟子のことが大好き。息子か弟のように愛しているらしい。ただ愛情は基本一方通行。 ・真庭鴛鴦 白鷺と対照的に、非常に大人しめな女らしい話し方をする。しかし方向性は一緒で、思った事はずばずばという。白鷺と喧嘩すると目も当てられない。 ただ白鷺よりも世渡り上手なので、そういうキャラとして自分を確立させ、ネタということで上手い具合に周りと折り合っている。 恋愛色事に煩い。色恋話をするのは大好きらしい。何処かに思い続けている人がいるとかいないとか。面倒見はいいし、世話焼き。 その辺微妙に蝶々と通じるので、割と一緒にいたりもする。それには弟子達のこともあるけれど。 髪が癖毛気味なのを気にしていて、短めにしている。真直ぐな髪を見るとくちゃくちゃにしたくなるらしい。 何故か神出鬼没で、名前を呼ぶと何処からだって出てくる気さえする女。得意技は医療系忍法。頭領達の健康管理もこの人の仕事。 ・真庭海亀 一言で説明するなら無口。極端なほどに無口。必要なことしか喋らないというより、必要なことさえ喋らない。 口を開くと単語か言い切り口調でしか話さないが、その言葉は一々意味深長。そんな風にしか喋れない自分を厭うている節もある。 超不言実行を表している性格なので、着いていく側は結構大変。しかし無口が逆に幸いして、軽くぬいぐるみ扱いで可愛がられていたりする。 抱きつかれたり撫でられたりには余り動じないが、一応照れてはいるらしい。墨を零したように濃い黒髪を、肩の上で切りそろえている。 前髪も真直ぐに切られていて、頭領中で一番小柄。剣術も多少はできるけれど、主体に使っているというわけではない。口下手なため、騙し賺しが下手なのは難点。 時々何かを憂うような、愛しむような目をするときがある。ただ、その真意は誰にも知れない。 ・真庭喰鮫 豪放磊落な性格の男。口調は少しだけ江戸っ子調、口が悪くて威勢がいい。ごちゃごちゃと考えるのが嫌いで、考える前に手が出る。 大胆で豪胆、男らしい性格をしているので、慕われ度数は高め。ただ、物凄い酒豪なので呑みに誘うと蜜蜂ぐらいしかのってくれない。 殺すよりも戦うことの方が好きらしい。見かけによらず心配性。ことに弟子の事はかなり心配する。ただ、それを人に指摘されると全力で否定する。 大柄な体躯。髪の毛は切り方が適当な所為で、元々悪い髪質ではないのにあちこちにはねている。鴛鴦にはよくそれで叱られる。 声が大きく釣り目気味で、そのつもりもないのに怒鳴ってたり怒っているように見えるので、子供といるとよく泣かれる。 しょっちゅう啖呵を切るけれど、その実結構大人で、本気でキレる事は滅多にない。 ・真庭人鳥 全員が彼だったら里は随分まとめやすいのに、とは鳳凰の言葉。温和で、決して声を荒上げたりすることはない。 一歩引いて笑っているようなところのある男で、仲間のことをとても大切にする。少し慎重過ぎるきらいがあり、正反対な喰鮫とは補完関係ができている。 全員が全員、彼のことを優しいと評すのだけれど、本人はそれを甘さだと自嘲している。盲目で、両目の上に包帯を巻いている。髪は肩よりも少しだけ下。 決して間違った事も、偏った意見も言わず、正論を好んで使用する。しかし、綺麗事を体現出来るだけの実力も持っている。 ただ、温和と言っても怒らないわけではなく、静かに怒るのである意味怖い。しかも大抵、怒られたほうが悪いのもあって尚更怖い。 目に見えない分相手の動作や、声質からの感情の判別に大変鋭い。川獺が唯一と言ってもいいほど騙せない相手。海亀とのコミュニケーションが今後の最重要課題。 ・真庭川獺 嘘吐きを公言して憚らない嘘吐き。のんびりとした口調で、意味があろうとなかろうと、片っ端から嘘を並べる。言ってることが嘘かを見分けられるのは人鳥ぐらい。 曰く、話すことの五割は嘘で三割は詭弁で二割は屁理屈らしい。ただ、それについても何処まで本当かはわからない。 振り回される周り(主な被害者は弟子)は大変だけれど、しのびは嘘を吐いて何ぼなので余り強く否定できない。 嘘吐き呼ばわりされると喜ぶ。ちなみに、次に言われて嬉しい言葉は卑怯者らしい。その次が臆病者。 タレ目。腰まである髪で三つ編みをしている。よくその髪を弄る癖がある。手先はかなり器用で、何でもそつなくこなす。できるのにやらない典型例。 飄々としていて悪びれない。何処か達観しているような、諦観しているような印象がある。 ・真庭蝙蝠 筋金入りの人間嫌い。元来無口な性質でもないのに、そのお陰で殆ど喋らない。しかも誰相手でも自動的に毒舌が発動する。 常に不機嫌そうに顔をしかめており、無愛想。人との触れ合いが、肉体的な意味でも精神的な意味でも大嫌い。額宛で表情を隠す癖がある。 顔は童顔気味で、前髪を真ん中からわけている。後ろ髪は肩まである。人嫌いではあるものの、仕事は仕事だと割り切るだけの冷静さはあるので、特に任務に支障はない。 咲いてるだけの植物は結構好きらしい。介入してこない人間とは比較的まともにつきあえる。馴れ馴れしい人間は極端に嫌う。 人間関係の極意はつかず離れて離れ続けることだと信じてやまない。人の気持ちがわからないわけではなく、わかった上で否定したりするので性質が悪い。 ただ、蟷螂と二人でいると悪口や愚痴と言う名目の親馬鹿な惚気大会が勃発する。本人達は完全無自覚。周りは静観するよりない。 |