04/19 クビキリサイクル文庫化記念萌茶!

参加者様/鼎様、季緒音様、藤下様、紅永様、砂上碧様、朱李様。



沢山の方のご参加ありがとうございました。
途中話がクビキリ関係ねえええみたいな所に行きましたが、ご愛嬌という事で一つ。
嘘ですすみません軌道修正できませんでした。

以下ログまとめなのです。



最初はうっかりログ取り忘れたので記録は残ってないですが、玖渚ちゃんの話ばっかで一時間弱。
正直クビキリ時では、あんな女王様が降臨されるなど思っても見なかったとか、でも良かったぜとか、死線に惚れてから玖渚を好きになったとか諸々です。

玖渚の涙? について。

鼎 > 私はあの娘がひーひー泣く展開にならないかなってずっと期待してましたv
藤下 > どんな展開ですか!? あ、でも、いっくんがアメリカに逃げやがった時は少しは泣いたのでは?
珀 > あーていうか、くなぎーがいーちゃん関係以外で泣いてるところは想像つかないです
藤下 > というか泣けないんですよね・・・いっくんの妹から「楽しい」って感情しか渡されてないから・・・
珀 > ですよねー……生まれた時も泣かなかった気がします


ここから玖渚出生について。

珀 > ていうか死線の誕生の瞬間はどんなんだったのか個人的に謎です
藤下 > 泣きも笑いもしない無表情の子供だったんじゃないでしょうかね・・・? あと両親とかは絶対気味悪がったんでしょう。それと真逆に直さんが死線溺愛>誕生
紅永 > ひどい話ですが、玖渚は試験管から生まれたと言われても信じられそうです。
藤下 > 試験管・・・!玖渚家すげええ いっそ堕胎した子供でもいいです(最悪



ここで自分が玖渚SS投下。


気持ちの悪い子供である。

仮にも玖渚機関の、それも直系であり純潔である少女に抱く感情にしては幾分歪んでいたけれども、愉快な事にそれは真実の思いであったのだ。

笑わない。泣かない。青い。産声さえあげなかった。そんな者は人間ではない、と思う。
化物なのだ。
化物なのだろう。

排斥すべきはわかっているが、それでも彼女は直系であり。
そして恐らく、天才なのだ。
利用価値はあるなのはずだ。
仮にも自分の、直系なのだから。

「友」

与えた記号を呼ぶと、愚鈍そうに首を傾げる。直とは大違いだ。だが、この愚鈍だからといって役に立たない訳ではない。
愚鈍だから、腹は立つのだが。

「友」

そう呼んで、青い子供はようやくこちらを向いた。


「お前に、感情をあげよう」


玖渚機関の全てを使って、この少女を人間にしてやろう。
嬉しいか、と戯れに問うてみる。
子供は首を傾げる。
気持ちが悪い。

「そうだな――負の感情は、いらないだろう」

喜びだけを与えてやろう。
それは自分なりの愛情だ、とそれはただの言い訳。

怒りの方向に、進んではいけない力がある。
もしかしたら、畏れていたのかも、しれない。






玖渚バイオレンス話。

鼎 > いっそ殴り飛ばしたいくらい好きなんですvvv
珀 > 何てバイオレンスな愛だ……!
鼎 > バイオレンスじゃないですよぉ。
藤下 > バイオレンスですよ・・・!(^^^^^
鼎 > 私はああゆう種類の幼女系はひっぱたきたくなるくらい好みなんですよ・・・うっとり
珀 > バイオレンスですよw
藤下 > バイオレンスすぎます・・・!!! 
鼎 > コンクリートに顔と顔しつけたくなりませんか?
紅永 > コンクリートに顔!? 痛い痛い!どして!
藤下 > なりませんから・・・!!(ぶわっ そもそも引きこもってるからこすり付けるコンクリートが無いですよ(?)
藤下 > 死線は笑うことしかできないから、どうせコンクリートに顔すりつけても笑ったままなんですよ・・・!怖いじゃないですか痛いじゃないですか!見てて切なすぎます(orz
鼎 > じゃあコードで、
紅永 > コードで!?
珀 > 皆まで言うなあああああ!>コード
鼎 > コードで、アレします。
藤下 > アレ!?
紅永 > コードで首絞めなら、うっすらと、やってみたいかもです。でも、それってクビシメロマンチスト?
珀 > ロマンスがないロマンスがない!

珀 > 本当、それで嫌だとか苦しいとか思わない玖渚ちゃん悲しすぎる……
藤下 > むしろ笑ってる死線悲しすぎる・・・
紅永 > でも、そんな玖渚友の笑顔を見ているのは、どんな悲鳴を聞いているよりも辛いでしょう。



紅永様がいー友を投下。


「いーちゃん、愛してるよ」

こんな時にもそんな笑顔で、僕の顔を見ないでくれ。

友の首に絡めた指に、ぐっと力を込める。一瞬、苦しそうな顔をした後に、友は笑った。


何時もの様に。笑うことしか出来ない、青。

「いーちゃん、最期にいーちゃんの顔が見れるなら、僕様ちゃんは幸せなんだよ。」

言うな、言ってくれるな。
幸せが何かも知らないくせに。窒息する寸前にまで、そんな笑顔で僕に笑いかけてくれるな。

笑顔は悲鳴よりも辛い。




そんな辛い子だ何てクビキリのときは思わなかったのにっ……!
えぐえぐえぐ。玖渚ちゃん苛めようって発想はあんまりなかったぜ……
今回の萌茶やたらバイオレンスって単語が頻出しました。
どんな萌茶だ。


ここで玖渚ちゃんのコートの話題(に無理矢理もっていった)
いーちゃんか直君かチームの誰かがくれた物? という事で。


紅永 > いーちゃんに会えたからもういらないということだったり、して欲しい。本物がいるなら、代理品は不要ですから。
藤下 > チーム=コートだと思ったらコートが不憫に思えてきた・・・せめて、せめて青い絵の具の上に捨ててくれ・・・!
珀 > むしろそれで喜べそうなチームが可哀相>青い絵の具の上


流れとしてチームのお話に。


砂上碧 > 式岸さんがロリコンに見えてしょうがない・・・!と思います。
珀 > ていうかロリコンですよ>式岸さん
藤下 > むしろロリコン(凶獣を抜いて)集団ですよチームは!(^^^^


いきなりロリコンを断定されるチーム。


珀 > あ、そっかちぃくんはおないどし……! 14才であんなロリコン集団の中に……
鼎 > ロリコンの温床
砂上碧 > 兎吊木さんも、ロリコン入って・・・ますよ・・・ね?
珀 > むしろ兎吊木はロリコンオンリーな悪寒がしてますね……
藤下 > ロリコン殺人鬼(^^^^ もちろんですとも!むしろ奴を抜かして誰をロリコンと言うのかt>兎吊木



兎吊木は戯言で二番手の変態→じゃあ一番は?→双識さんだよ→え、兎吊木>双識では(変態度)
みたいな流れでここから二時間近く本筋から外れる。何やってんだ。


以下バイオレンス(またか)
えー、個人情報保護のため、誰がどの発言かは伏せさせていただきます。


> いや・・・私何次元だろうが身長の低い順に弄り倒したくなる性格で・・・双識さんは守りたい部類なんです
> じゃあ、欠陥人間とか人間失格とか?ですか?
> その二人は穴という穴に小石を詰めたい
> 鼻と口に一本糸を通してぎこぎこーってしてみたいww
> 痛い痛い痛い痛い痛いっ
> 二人とも可愛いっていうから・・・洗濯バサミで瞼つまむとか・・・あっ可愛い!
> 何気に痛いですよね、それ!
> 何気にどころか絶対痛い^^
> 可愛い人がやるとかわいいですよ、きっと。アクセサリーみたいでお洒落さん
> あ、ああ!ピアス穴にストラップ!みたいな!!
> 間違ってます。何かが圧倒的に間違っている気がします。


ていうか今ログ見返したらこのバイオレンス談義長いぞ^^
まだ続く。

> 背が高い人を守りたくなるんでしたら、音無さんとか狐さんとか守って、出夢とか理澄とか苛めたいんですかね?
> ええ、それはもう。
> やっぱ何か間違ってる気がする……! 狐さんとか別に守る必要ねーですよ!
> 天さん守って出夢の腕を脱臼させたくなりません?
> それには賛同です!>狐さん守って出夢脱臼
> 出夢くんは確かに脱臼させたくなりますけど……


何で出夢くん脱臼^^
未だかつて出夢くんがこんなに苛めたいといわれた時代はなかったような気が^^


> あ、でも頭巾ちゃんとかは守りたいです。 狐さんは、きっと十三階段いなかったら真っ先に死ぬでしょうから(^^^^
> あ、そっか……狐さんってよく考えたら激弱いですもんね。
> 戦闘能力皆無ですよね。いっくんでさえも何かしら戦っているのに・・・!
> 西東さんを守って守って守り抜いて最後に後頭部殴打したいです。
> あれええええええええ!!??


バイオレンスは続く。


> だったら、双識兄様虐めたいです!背広とかネクタイとか正面から掴んでやりたいです!
> 苛めちゃ駄目ですよ!しっかり布かませてどこかに閉じ込めて守ってあげないと!
> ・・・背が高いキャラにもバイオレンスですね・・・。
> もはやバイオレンスなだけな気がしてきました^^^^
> っちが・・・!ちがいます!守ってあげなきゃ、背の高い子は!
> でも布かませてどこかに閉じ込められたら虐待されるより嫌じゃないでしょうか?双識さんは・・・(昔檻に入れられてたらしいですし
> 布かませてる時点で何かベクトルが違う予感が(笑
> そうか!失念してました・・・では、ベルトを噛ませて広いお部屋に繋いで上げる方向で
> でしたら、監禁よりも馬乗りの方が良いんじゃないですか?



バイオレンスは続く。



> 広いお部屋で、手錠かけて、足枷で繋いで軟禁でどうでしょうか!食事はこちらが与えてあげれば良いですよ!
> 虐めではありませんものね、あくまで保護ですものね(良い笑顔
> ですよねー。双識兄様、変態だから保護してあげないといけないんですよ。
> やられてる本人は全然嬉しくないでしょうけどね・・・それもまた愛かぁ・・・


ここまでのバイオレンスのまとめの言葉。

> まぁ家族が無事で妹ができれば双識さんはどこだって生きていけるでしょう!(悲惨
> 愛の形は色々ですね!



バイオレンスは続く。


> 精神的な方向でだと、兄様の目の前で大将さんの耳に沢山ピアス穴あけます。
> いじめだあああああああああああああ!!>ピアス
> むしろそれは拷問の域ですよ!双識さん失神しますよ!
> 双識兄様を失神させる程なら、自殺志願で自分の腕を切ってみせれば良いですよ!
> まず双識さんに対しての拷問はまず家族が傷つくことですよ・・・!(泣 殴っても蹴っても嬲っても叩いても突いても刺してもいいからそれだけは・・・!
> 家族が傷つく事か……見てたら発狂しそうですよね、双識さん……
> 双識さんにはマジで家族しかないですからね・・・


> 大将さんの瞼が兄様の目の前でぶっくり腫れ上がりますように
> 何で腫れるんですか!?>瞼
> 殴るからはれます。


シュールだ。


一旦バイオレンスが止みます。


藤下> 殴って・・・!?殴って・・・・殴って・・・凶獣に殴られるといいなぁ・・・。
珀> 車に勝てる少年にw あーでも軋識さんの方がつよ……いかなあ
藤下> 強いでしょう(^^^ 零崎の強さの順列でいえば、曲識さんを除いて 寸鉄殺人>双識さん>軋識さん ですし。
珀> 軋識さん強いはずなんですけど、やたら活躍がすくな……というか勝つことが少な(ry
藤下> 双識さんだって活躍してませんy(^^^^^^^ 哀川さん(偽)から逃げてる所がありえないほど無様でした(遠い目
鼎 > 無様可愛いです。ブザカワイイ。
珀> そ、そういえば……でも逃げてる時も、何か考えてる事格好良かったですし!
珀> 軋識さんはvs子荻ちゃん→ぐちゃぐちゃ悩む vsてる子さん→ぐちゃぐちゃ悩む vs萌太君→ぐちゃぐちゃ悩む じゃないですか……!


今思うと酷い言われようですね。
言ったの私ですが。


朱李> 軋識さん主役のはずのノックが、ありえないほどお兄ちゃんかっこよかったです。
藤下> 軋識さんは・・・ほら、ただ強いだけなら、キャラ立たないじゃないですか・・・!
藤下> 多分双識さんだけですよ、いっくん以外に「―――ひ」なんて悲鳴上げたの・・・。
朱李> それだけ規格外に、潤さんが強すぎってことでは<お兄ちゃん逃亡
藤下> それが本物ならまだしも格好よかったんですが、結局おばあさん相手に悲鳴上げてたのかって思うと・・・(orz
珀 > ていうかもう仲良く二人とも駄目って事でいいんじゃないですか^^^^


双識さんの逃走シーンについて。
の前にバイオレンス(またか)
主に双識さんへの。


> 双識さんに対しての拷問はまず家族が傷つくこと
> そんな人自身を虐めて、限界まで虐めてみたいかも
> 別に軋識さんが殴られなくても良いのですけどねぇ・・・脅されるか何かされてる兄様も見たい!
> 悲鳴を上げられないように熱湯を飲ませる。



というわけで、連続双識さん苛めSS投下。時間的には前後してますが、とりあえず一気に。


紅永様作


家族が傷つく事と自分が傷つく事を私に選べと?
愚問だね。それは非常に悪い質問だ。

君の様な人間がそんな質問をするとは考えられない。
自分の傷など厭わないさ。家族が傷つく事に比べたら、何て事はない。全て私が背負う。当たり前だろう?

よって、君は残念ながら不合格だ。



【二十人目の地獄に対してその態度、死を意味すると知らなかった訳ではないだろう?】





藤下様作(曲双)


目の前に崩れ落ちている少年とも判断できる家族を見下ろしながら、双識は手に持っていた鋏の切っ先を、自分の腿に突き刺した。
「、っ」
どす、という鈍い音より、ごり、という刃の切っ先と骨が軋みあう濁った音が響いた。既に予測していた痛みに歯を食いしばっていたせいで、舌を噛んでしまうという事態も起こらず、全身を走り抜けるような激痛に脂汗をかくだけで終わる。
しかし、こんな痛みなど。
世界の全てと比べるならば。
渾身の力を込めたというのに、自殺志願は双識の足を貫通することはなく、刃の半分ぐらいをめり込ませた状態で止まった。一瞬遅れてじわじわと漆黒のスーツが血液で濡れて、それ以上に暗い色に変化する。
手を伸ばせば届きそうな距離に、しばらく会わなかった弟分が倒れている。今から逃げ出そうか。
無理か。無理だな。
既に自分は術中にいるし――――そう易々と逃げ出させてくれるわけがない。
そう思いながら、手を自殺志願から手放そうとすると、双識の両手の上から革靴が踏み落としてきた。
「っぐ、あ、ああっ!」
「駄目だろう、レン」
上から掛けられる声は優しい。
ぐりぐりと双識の手ごと、太腿に突き刺さったままの自殺志願を踏みつけて、零崎曲識は満足そうに微笑んだ。
「これで、自分から危ない目にもあいにいかないな」
刃は貫通して、地面に楔として双識の足を縫い付けている。
留まることを知らない血液の小さな湖を、まるで仕事をやり終えたかのような子供の笑顔で見つめ、曲識は「悪くない」と、双識を助けきった気分で笑った。
「レンは自分から囮になったり、自分の身を省みないから、不安だったんだ。でも、これでいい。アスも喜ぶだろう」
曲識の楽しそうな笑みに、いつも通りに「よかったね」と呟きそうになってしまうの自分に苦笑して、人質代わりのこいつも解放されるだろうと、くすんだ黒髪を笑って撫でた。





朱李様作(軋双風味)


つながれたこども。
くらやみのなかに。
ひとりぽっち、で。

――!
悲鳴を飲み込んだ。くらくらと、目が回る。伸ばした手の先に誰もいない気がして、あわてて探した。がっ、と爪を立ててしまって、けれど力が抜けなかった。温もりと、感触。いま自分が一番大切にしてるものだ。見なくてもわかる。わかるけれど何故か、暗い天井を見上げていると泣きたくなった。
布をつかむ。いつも着ているシャツだろう。寒そうな、素朴な。そこまで考えてから、違うことに思い至った。ここはどこだ? ベッドの中。だから着替えて、脱いで、また着た。多分、パジャマだろう。暗い暗い天井を睨みつけて、そこまで思ったらやっと心が軽くなった。
触れてくれた温もりはまだ、隣にある。すぐに触れられる。離れない。そこまで思考が行き着くのに、随分とかかった。
「アス……」
渇いた喉が紡ぐ。答えるように唸る声が聞こえて、頬が緩む。俺は大丈夫。まだ、じゃない、もう。ひとりじゃない、守るべきものがある。そう思ったら、正解だって教えるみたいに抱き寄せられた。もしかしたら起きているんじゃないか。そう思って見上げた顔は、楽しそうに緩んで、でもしっかり眠っていた。
「ありがとう、アス」
眠りなおすことはできないかもしれない。でも、構わない。幸せそうな家族の、愛する人の寝顔を見つめながら、朝まで起きていよう。明るくなったら、みんなきっと起きてくるから。そうしたらちゃんと実感できる、俺はひとりじゃないってことを。

しあわせなきもち。
こびりつくゆめは。
かかえて、いける。

(曖昧な夢が襲ってくる過去なんていらないいらない)







はい、もうバイオレンスは終りです多分。
次、双識さんの逃走シーン。


朱李 > あー……それだけ傾倒していたのですよ潤さんに。潤さんなら、怖いハズだって言う思い込みが>藤下さん
藤下 > でも尊敬してたのに・・・話し合うとかっていう選択肢とか・いやまぁ家族を思ってのあの必死の逃走だったのは分かるんですが・・・>朱李さん
鼎 > いっそ潤さんに泣いて赦しを請えばより可愛かったのに・・・
紅永 > でもでも、最後には時宮の想操術を見破ったではないですか!
藤下 > 「家族のために見逃してくれ」って一言言ったら、嘘が見破れたはずなんですけどね・・・
珀 > ああそっか……それだけでよかったのに、黙って頑張っちゃうから…
鼎 > あそこのあたり、舌もつれまくりでしたからねえ。
藤下 > 双識さん哀川さんが「家族に弱い」ところが素晴らしいって豪語してたのに・・・なんで信頼しなかったんだ・・・うおお
珀 > きっと身内に弱いだけで、他人の家族関係には容赦ないんだと思ってたんじゃないでしょうか……



その後、哀川さんって人殺せるんだっけなるべく殺さないのかなというかそんなノリの会話。
人間人間で曲識さんは勝手に力尽きたのか、それとも哀川さんがとどめを刺したのか。
あの後埋葬ぐらいはしてくれたよねーみたいな。
むしろ曲識さんはもう哀川さんの身内だといいよ、とか。


ここで最大のつっこみが。





藤下 > ・・・・・なんでクビキリ萌茶なのに兄ちゃん書いてるんだろう・・・(^^^^^





で す よ ね ー。



ここでクビキリ話を書こう! という訳で微妙に散会、イラストのお話。


珀 > クビキリのときの竹さん絵好きなんですよねー
朱李 > 私、ノベルス表紙のくなぎーがとても好きです<クビキリ
藤下 > ノベルスのサイコロ友が大好きです。
珀 > クビキリの裏の友ちゃんの生首がすきで(ry



でもあの生首神々しいと思うのよね。
ここで鼎さんが双識死ネタを投稿。



体が冷たい。先から痺れるみたいに冷えている。
さむいよ。
さむいよ、アス。
痛いよ、トキ。
怖いよ、人識。
助けて、だれか。
頭がびしゃびしゃ。
これが血なんだか鼻水なんだか涎なんだか胃液なんだか、わからない。わかるのは、濡れてるって、ただそれだけ。
乾いたら、こびりついて取れないんじゃないかな。
髪、切らなくちゃ。
お前は髪が長いほうが良いって言ってくれたのは、誰だったかな。
誰だったかな?
もういいや、目の前の人が笑っている。
この人の名前、なんだったかな・・・・・・
もう限界かも。痛いよ。痛い、苦しいよ。

「大丈夫。俺が殺したいのは君だけだから。君が死んだら零崎には手を出さないよ」
「・・・うん、ありがとう」

皆に、さよなら、って言いたかったなあ。


目を閉じる瞬間に見えたのは、私を踏みつける白いスーツの足と、
私の大切な、かぞく。
ああそんなに怒らないで、アス。
もう何も心配しないでね。これで、おしまい。


ばいばい、





藤下 > うおおおおおおえええええええええ ちょっ えっ まさ か う、うつり・・・????
珀 > 白スーツってこいつ……っ!?
朱李 > 白スーツ!某兎の人が見えました……!


兎吊木が何か悪い事する→とりあえず殺しておく話題になる。
という方程式があるような気もします。


珀 > とりあえずこの後兎吊木は零崎にリンチ喰らって死ねばいいのにと思ってしまいましたすみません
藤下 > いや死ぬでしょう。(断言  史上最高驚きの殺し方で死にますよ。
朱李 > みんなの大好きなお兄ちゃんをっ。
珀 > 百万回は殺してほしいところです
藤下 > 一番怖いのは舞織ちゃんですよね・・・
鼎 > あれ、なんだろう。すごい結束力が生まれている・・・



で、クビキリ関連SSです^^^


藤下様作(深誰)


青いドレスに着込んだ女の背中を夢心地で眺めていると、ブロンドの髪を靡かせながら女は振り返った。
「何見てるの」
「・・・君の背中」
素直に答えると、何か思ったのか微かに目を眇めて、女は「まぁいいわ」と呟いて、再び鏡に向きあった。背中から見ればよくわかる、女の細い腰。よく言われる表現だけれど、折れてしまう。確かにそうだ。
「赤音さん」
「今の私は伊吹かなみよ」
冷たい声だった。
「実際にそんな間違いしないでよね、深夜」
「・・・分かったよ」
もう振り向かずにドレスの皺を直す、そんな伊吹かなみを俺は見て、こんなのは伊吹かなみじゃないと思った。

俺から芸術を奪い去った伊吹かなみは。

俺の憎しみを一身に受けて、結局死んだ伊吹かなみは。

天才だった伊吹かなみは。

今はもう、園山赤音の手によって地面の底で虫に食われているはずだから。
こんなハリボテのような偽物じゃない。偽物には偽物なりの美しさがあるのだ。こんな、こんな醜い女ではないのだ!
旅行鞄に詰め込んだ鉈のことを俺は思って、早くドレスに着込んだ醜い女の首を、一刻も早く切り離そうと思って、ただ沈黙することに徹した。
ギロチン台の用意している孤島へ行くのに、あと一時間。
俺の全てを奪った女を、再び殺すため、俺は吐き気のするような偽者の細い腰をぽきんと折ってしまう想像を、延々と繰り返し想い続けた。





朱李様作(いー友)


「いーちゃん、僕様ちゃんのこと嫌い」
「……聞いてるのか独り言なのか、はっきりしろよ」
青い、青。蒼い、蒼。複雑に編みこんでいる途中の、青い髪が揺れた。上を向く。結び目が解けた。また、やり直し。
「ん、ああ。独り言だけど答えてくれるなら聞いてみたいかな。でも、どっちでもいいよ」
誰からも影響されない異端児が笑う。全てに影響を及ぼしても、決して誰のものにもなり得ない少女。蒼く蒼いだけの天才で異才の少女が、満面の笑みを浮かべて首を振っていた。
ぼくは何も言わずに、青い髪をまとめる。零れた青をつかんで、三つに分けて、一つにまとめて――そうして、引っ張った。
「うにー、痛いんだよ」
「痛いか」
「痛いよ」
多分ね、と笑う。笑う。嗤う。
低い椅子から転がり落ちて、銜えていたジャンクフードを零しながらひっくり返った白い肩が見えた。白い。細い。喜びしか知らない、かわいそうなこども。世界から見捨てられた子供は、なにをされてもただ嗤っている。きっと、そう。殴りつけても、キスしても、抱き締めても。なにも、しなくても。
ときどきとても、怖くなる。
ときどきとても、愛しくなる。
どちらが本当なのか、或いはそれも戯言なのか、ぼくにわからないこともこいつは知っているんだろうか。知っていたとしても別に、知りたくはないけれど。
「いーちゃん」
「なんだ」
編み込みを続けるぼくを見上げて、細い肩をむき出しにした青い子供が笑っていった。
「だいすきだよ」
「ぼくもだよ、友」

(全部戯言でも構いはしない――何をしてもいいと言うなら何もしなくても)
(全部本当本気で本音の真実――それに何の価値があるかも知らないけれど)





主催作(イリアさんと玲さん)


「帰ってしまったわね」

天才に優劣はない。
だから、ここに残ってくれた彼女達が、ここに残らなかった彼女達よりも優るだとか、そう言うことはないけれど。
それでも、少し物寂しい気分になるものだ。
拗ねたくなる。

「次は何方をお呼びしようかしら」
「お嬢様」
「どうしたの、玲?」
「首を締めれば、私は死にます」

あら、と口元に手を当てる。
そうすると、女の首筋から自分の手が取り払われた。
うっかりしてしまっていた、と思う。

「ごめんなさいね、玲」
「いえ、構いません」

真っ赤な後を首につけた玲は、何でもない事のように言う。
まるでスカーフみたいで綺麗、と褒めるとお礼を言われた。

玲は優しい。
何でも許してくれるから。
島の外の人間は――それを許してはくれなかった。
だからきっと、家族ではなかったのだ。
家族は何でも、許してくれる。

「玲、ずっと家族でいましょうね」

家族は永遠に家族ですお嬢様、とこちらが求めていたとおりの言葉を、玲は言ってくれた。





藤下様作(姫菜真姫)


人の過去が見える。未来が見える。今思っていることが分かる。
別に、何かと特別なことをやったわけではなかった。気がついたら、分かるようになっていたとしかいえない。両親は病気か何かかと慌てていたが、祖父は笑って「それは凄い。詩鳴はきっと、神様に選ばれた子なんだろう」とそれは喜んだ。
確かに、思っていることが分かると、人に不快感を持たせることはなかった。会話は格段に楽になったし、友達も増えた。ただ、うっかり過去を覗いたりして、変なことを言ってしまうと、酷く気味悪がれたが。
そしてそんなある日、祖父が死ぬ日が分かった。老衰ではない。
家にやってきた強盗に切り殺されるのだ。
私は当惑しながらそれを言うと、祖父はそれでも笑って言った。
「なら、それが私の天命だろう」と。
天命とは何か?天命だから、死んでもいいのか?私には理解できなかった。祖父の死に方はそれはそれは惨酷なものだったから、私は毎回毎回、祖父と会うたびに泣いた。
見たくもないのに見なければならない。目を逸らしたら、違うものが目に入る。日にちが近づくにつれ、祖父と出会うときに見える全てのビジョンに写るものが、祖父の死体へと切り替わる。
こんな力、神様がくれたのならば、神様は私を苦しめたいのだ。私を憎んでいるのだ。私を殺したいのだ。
そして、結局。
祖父は私が予知していた通りに死んだ。死に方も、寸分たがわず同じだった。私は死ぬということはきっと何をしても逃げられぬものだと思い、私は今までの生き方を百八十度変えた。
嫌がることをやり、触れられたくないことを触れ、全てを予知して以前に言う。それでもそれは変わらない。それでも何も変わらない。
私の周りから人は居なくなったが、私は結局変わらなかった。
私の死に際も。
神様が嫌いだった。運命を作るときに祖父の死に方と私の死に方が悲惨だったからだ。こんな運命の映像を作った神様を憎んだ。
「犯人を捕まえてね」
この子供が結局犯人を捕まえてくれないことも分かっている。でも、私は言った。縋るように言った。
私は神様が嫌いだ。こんな、全てを許してしまう、優柔不断な男を、私の前に送ってきたから。

「だから、神様のつぎに君が嫌いだ」




この後は散会。だべったりしつつ2:00過ぎに終了。
主催が寝れなくて書いてた奴もついでなんで載せときます。



佐代野弥生


ぐるりぐるりと脳味噌が巻き取られる。
チェスのクイーンが嘲笑っている。
さあ料理してみよと命令された。
至上の料理を至上の材料で、と。
一体これは誰の脳、と自分は聞く。
お前の脳だよと言われて、首を振る。
そんな物は至上とは、呼びはしない。

そんな夢を見た朝は、大抵酷く吐く。


「この島を出て行くべきかもね」

占い師はそんな事言う。

「まあ出て行っても無駄だろうけど、君は絶対、また嫌な目に合うよ」

気持ちの悪いものを目にする羽目になる、と笑った占い師は、気持ちの悪い物となって目の前に現れた。

最近来た動物学者などは「これに近いぐらい気持ち悪いのを見ました」と報告している。
お嬢様は「あらあら詳しく聞かせて」などとのたまう。
メイド達は普段どおり職務をこなす。
狂いそうだった。
出て行きたくなった。
しかし、これが天才かとも思った。
羨ましくは、あった。

だから今日も自分は孤島で、料理を作り続けている。



おそまつ。皆さまお疲れ様でした!